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年度展覧会のご案内


 4月1日~ 8月31日
 12月 3日~ 3月31日

 

常設展 きのくにの歩み~人々の生活と文化~

 

 3月12日~ 4月17日

 

企画展 海の国・わかやま

423日~ 6 5日

 

特別展 わたしたちのたからもの-和歌山県立博物館の名品展-

6月11日~ 710

 

企画展 防ごう!文化財の盗難被害

6月11日~ 710

 

特別陳列 初公開・粉河寺の千手観音立像―粉河の名宝とともに―

 716日~ 8月31日

 

夏休み企画展 きのくに人物百科 -姿とことば-

9月10日~10月10日

 

特別展 戦乱の世から泰平の世へ-16~17世紀の紀北・泉南地域-

1018日~11月23日

 

特別展 蘆雪潑剌(ろせつはつらつ)-草堂寺と紀南の至宝-

12月 3日~ 115

 

企画展 和歌浦・屛風・名所

 121日~ 3 5日

 

企画展 有田川中流域の仏教文化-重要文化財・安楽寺多宝小塔修理完成記念-

 311日~ 416

 

企画展 躍動する紀南武士 -安宅氏と小山氏-

 

常設展 きのくにの歩み-人々の生活と文化
平成284月1日(金)~ 8月31日(水)/ 12月 3日(金)~ 3月31日(金)


 3万年にわたるきのくに―和歌山県の歴史を、人々の生活と文化を主題として、7つのコーナーに分けて、時代の順にわかりやすく展示します。各コーナーには、「さわれるレプリカ」があります。なお、特別展「戦乱の世から泰平の世へ」及び特別展「蘆雪潑剌」の開催期間中は、常設展示を行っておりません。


和歌山県立博物館 常設展示室のようす

 

企画展 海の国・わかやま
平成283月12日(土)~4月17日(日)


 海に囲まれた紀伊半島では、海と深い関わりのなかで人々は暮らしてきました。海岸沿いの村・町の風景や、漁業や海運などの暮らし、さらには水軍などに関わる資料を中心に、海を舞台にたくましく生きたきのくにの人々の営みについて紹介します。


紀州熊野浦捕鯨図屏風 和歌山県立博物館蔵

 

特別展 わたしたちのたからもの-和歌山県立博物館の名品展-
平成28423日(土)~6月5日(日)


 県立博物館では、昭和46年(1971)の創設以来、購入・受贈・受託により文化財を収集しており、その中には国宝・重要文化財や県指定文化財をはじめ、貴重な資料が多く含まれています。今回の特別展では、県立博物館で収蔵・保管している文化財の中から、代表的な名品を選んで展示します。


←カセ田荘絵図 宝来山神社蔵

 

企画展  防ごう!文化財の盗難被害
平成286月11日(土)~710日(日)


和歌山県では平成22~23年春にかけての1年間で、60件以上にも及ぶ、空前絶後の文化財盗難被害が発生しました。被害の背景には各集落の高齢化・過疎化問題があり、今もなお、盗難被害を受ける危険性は高いままです。文化財盗難の実態を紹介することで、新たな被害を防ぐためのアピールを行います。


役行者像 中津川行者堂蔵


特別陳列 初公開・粉河寺の千手観音立像―粉河の名宝とともに―
平成286月11日(土)~710日(日)


粉河寺本堂(重要文化財)の小修理に先立ち、これまで知られていなかった後戸安置の等身大千手観音立像を遷座し、初めて公開します。平安時代後期の作例で、粉河寺の歴史を考える上で貴重な新資料となるものです。粉河地域の名宝とともに、千手観音立像の優美な姿をぜひ間近にご覧下さい。


千手観音立像(部分) 粉河寺蔵


夏休み企画展 きのくに人物百科-姿(すがた)とことば-
平成28716日(土)~8月 31日(水)


  きのくに―和歌山には、弘法大師空海や明恵上人・徳本上人、徳川頼宣をはじめとする歴代の紀伊徳川家、華岡青洲や本居宣長など、非常に多くの偉人がいます。この企画展では、平安時代~江戸時代に和歌山で活躍し、ゆかりのある様々な有名人について、肖像画と記録を中心に紹介します。


徳川頼宣像 和歌山県立博物館蔵

 

特別展 戦乱の世から泰平の世へ-16~17世紀の紀北・泉南地域-
平成289月10日(土)~1010日(月・祝)


 天正13年(1585)の羽柴秀吉の紀州攻めによって、紀州の近世は幕を開けます。戦国時代に紀北・泉南地域において勢力を有した高野山・粉河寺・根来寺・雑賀衆などが、信長・秀吉による統一権力と対抗しつつも敗北し、やがて徳川による幕藩体制に順応していきます。その様子を残された資料から紹介します。

※会期中、常設展示は開催していません


←鉄錆地雑賀鉢兜 和歌山市立博物館蔵

 

特別展 蘆雪潑剌(ろせつはつらつ)-草堂寺と紀南の至宝-
平成281018日(火)~11月23日(水・祝)
前期:10月18日(火)~11月6日(日) 後期:11月8日(火)~11月23日(水・祝)


 白浜町・草堂寺は、江戸時代、紀南の禅宗の拠点寺院となりました。本堂再建の天明6年(1786)から230年を迎える本年、再建時に長沢蘆雪が描いた生命力あふれる障壁画を中心に、草堂寺と紀南の名品を展示します。応挙・若冲らの作品もあわせ、寺院と絵師が地域で果たした役割、紀南の豊穣な近世文化を紹介します。
※会期中、常設展示は開催していません

※会期中、大幅な展示替をおこないます。


朝顔図襖 草堂寺蔵

 

企画展 和歌浦・屛風・名所
平成2812月3日(土)~平成29115日(日)


 和歌浦は、万葉の時代から日本を代表する景勝地として知られ、江戸時代には日本三景と肩をならべるような名所でした。そのため和歌浦は、名所絵や真景図といった絵画作品として表現されることも多くありました。この企画展では、江戸時代の和歌浦の風景を描いた屛風の作品を中心に展示します。


和歌浦図屏風 和歌山県立博物館蔵

 

企画展 有田川中流域の仏教文化
      
-重要文化財・安楽寺多宝小塔修理完成記念-
平成29121日(土)~3月5日(日)



 有田川町二川の安楽寺に所蔵される南北朝時代に建立された重要文化財・多宝小塔は、平成27年度から修理が施され、平成28年度に完成します。本展では、この多宝小塔を初めて寺外で公開するとともに、安楽寺の文化財を中心として、高野山とも深くつながりを持つ有田川中流域の仏教文化を紹介します。
 


安楽寺多宝小塔 安楽寺蔵

 

企画展 躍動する紀南武士 -安宅氏と小山氏-
平成29年3月11日(土)~4月16日(日)


 紀伊国南部(紀南)では、平安時代の終わりごろ以降、熊野水軍など多くの武士が活動していました。この企画展では、日置川流域に拠点をもった安宅氏や小山氏に関わる資料を中心に、鎌倉時代~江戸時代の熊野の山林や海を舞台にたくましく生きる紀南武士の姿を紹介し、新たな熊野水軍の実像に迫ります。
 


小山経幸宛行状 和歌山県立博物館蔵