2009年 3月14日(土)〜4月19日(日)
絵図は、その時代の景観や地理的環境を伝えてくれる貴重な歴史資料です。精密な測量に基づいて作られ、等高線で土地の高低を表現する現在の地図に対して、近代以前に作られた絵図は絵師(画家)よって描かれることもあり、絵画的な描写で立体感を表現しています。また、絵図は特定の目的のために作られたこともあって、部分的に強調されて描かれることも多かったようです。また写実的な描写で表現されることもありました。
この企画展では、(1)和歌山城下町、(2)景勝地和歌浦、(3)安楽川庄と三船神社という三つのコーナーを設け、さまざまな目的で描かれた絵図と関連する資料を紹介し、江戸時代の和歌山の姿を明らかにします。
◆ み ど こ ろ ◆
(1) 江戸時代のはじめから明治にかけて描かれた城下町絵図を比較しながら、 日本有数の都市であった和歌山の城下町の賑わいをご覧いただきます。
(2) 古くから景勝地として有名な和歌浦は、昨年4月に和歌山県の名勝・史跡に 指定されました。ここでは、「描かれた和歌浦」を紹介します。
(3) 紀の川市にある三船神社にはたくさんの絵図が残されています。神社に残る 資料から、神社とその周辺の景観をご覧いただきます。
ミュージアム・トーク(展示解説)の日程
3月14日(土) 3月20日(金・祝) 3月28日(土)4月5日(日) 4月11日(土)
いずれも、13時30分から40分程度*** 申込は不要。入館料が必要です。***
【休館日】 月曜日
【開館時間】 9時30分〜17時(入館は、16時30分まで)
【入館料】 一般:260円(210円) 大学生:150円(120円)
※( )内は20名以上の団体料金※高校生以下、65歳以上の高齢者、障害者の方、および県内に 在学中の外国人留学生(外国人就学生を含む)は無料。
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