和歌山県立博物館は、昭和46年(1971)の開館以来、文化財の保護と公開のため、県内社寺の所蔵する貴重な文化財の寄託を受けてきました。その中には、わが国の文化財の中でもとりわけ重要な国宝・重要文化財が含まれています。その数は30件以上にも及び、都道府県立博物館の中でも上位に位置しています。また、こうした実績から、文化庁より国指定文化財の「公開承認施設」に指定されています。

今回の特別展は、新館開館15周年を記念して、当館が寄託を受けている文化財のうち、国宝・重要文化財に限って、特別に公開するものです。普段はそろって展示することのない貴重な文化財を公開し、きのくに−和歌山県に残されている文化財の価値を、あらためて認識いただける機会となるものと思います。

【主  催】和歌山県立博物館
【協  力】(財)和歌山県文化財保護協会・(社)和歌山県文化財研究会・和歌山県立博物館友の会

 

【展示の構成】

T 仏教美術の名品

U 長沢芦雪の障壁画

V 熊野速玉大社の古神宝類

W 刀剣と装束

  

み ど こ ろ

(1)展示資料すべてが国宝・重要文化財

(2)県内最古(奈良時代)の木彫である十一面観音立像(じゅういちめんかんのんりゅうぞう)(有田市・円満寺(えんまんじ)蔵)を公開

(3)草堂寺(そうどうじ)(白浜町)と成就寺(じょうじゅじ)(串本町)の長沢芦雪(ながさわろせつ)の作品を展示

(4)国宝・古神宝類(こしんぽうるい)(新宮市・熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)蔵)の様々な資料を展示

(5)伊東史朗(いとうしろう)博物館長の講演会を開催
 (5月17日(日)13:30〜15:00、近代美術館ホール)

(6)展示資料全ての図版と解説を掲載した冊子を販売

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特別展中の催し物

 

講演会(「国際博物館の日」記念行事) 「きのくにの仏像・神像」

5月17日(日) 13時30分〜15時 県立近代美術館2階ホール

 講師:伊東史朗 県立博物館館長

申込不要 : 定員120


博物館講座 「きのくにの文化財と県立博物館の役割」

5月3日(日) 13時30分〜15時 県立近代美術館2階ホール

講師:竹中康彦 県立博物館学芸課長

申込不要 : 定員120


ミュージアム・トーク(展示解説)の日程

4月26日(日)・5月5日(火)・6日(水)・10日(日)・16日(土)・24日(日)

 5月30日(土)・6月7日(日)  

いずれも、13時30分〜14時30分
***
申込は不要。入館料が必要です。*** 


 *夜 間 開 館 *

特別展会期中の金曜日は、19まで開館を延長します!
(入館は、18時30分までです。)




【休館日】  月曜日ただし、5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は休館)

【開館時間】 9時30分〜17時(入館は、16時30分まで)
         毎週金曜日は、9時30分〜19時(入館は、18時30分まで)

【入館料】 一般500円(400円)・大学生300円(250円)

 

( )内は20名以上の団体料金
高校生以下、65歳以上の高齢者、障害者の方、および県内に
  在学中の外国人留学生(外国人就学生を含む)は無料。

 

 

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