和歌山県立博物館では、購入あるいは寄贈により、館蔵品の収集をおこなっています。 これらの資料の選択にあたっては、
(1) 熊野・高野信仰に関する資料 (2) 熊野古道・南海道に関する資料 (3) 県内地域(各市町村)を特徴づける資料 (4) 紀州徳川家ゆかりの品 (5) 紀州の三大文人画家(祇園南海・桑山玉洲・野呂介石)に関する作品 (6) 紀州の三大窯(偕楽園焼・瑞芝焼・南紀男山焼)に関する作品 (7) 紀州との文化交流を物語る資料全般 (8) その他和歌山県の文化的推移を明らかにできる博物館資料
という八つの資料収集方針を設け、それらに基づくことで、和歌山の歴史や文化にかかわる資料を積極的に収集しているのです。また、このようにして収集した資料には、絵画や書跡・古文書・工芸など、さまざまな種別のものがありますが、それらを分類して整理することで、資料の保存管理や各専門分野への活用にも役立てています。
この企画展では、近年新たに収集した資料について、絵画・書跡・古文書・歴史資料・典籍・工芸などの種別ごとに展示し、かつ、それらが、どの資料収集方針に基づくものかを示すことにより、その資料の位置づけや歴史的な意義を、ご紹介いたします。
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