平成31(2019)年度の展覧会のご案内


4月2日〜10月6日
2月1日〜3月31日

常設展 きのくにの歩み〜人々の生活と文化〜

     

 3月9日〜4月21日

企画展 国宝・古神宝の世界―熊野速玉大社の名宝―

4月27日〜6月2日

特別展 仏像と神像へのまなざし―守り伝える人々のいとなみ

6月8日〜7月7日

企画展 高野山麓の西端で―貴志川流域の文化財―

7月13日〜8月25日

夏休み企画展 南葵音楽文庫の至宝

8月31日〜10月6日

企画展 真景図―旅する画家が見た風景―

10月19日〜11月24日

徳川家入国400年記念特別展 徳川頼宣と紀伊徳川家の名宝

11月26日〜1月31日

(展示室内照明改修工事のため臨時休館)

2月1日〜3月8日

企画展 きのくに神秘の仮面―新発見の神像とともに―

3月14日〜4月19日

企画展 江戸時代の書

 

常設展 きのくにの歩み−人々の生活と文化−
2019年4月2日(火)〜10月6日(日)
2020年2月1日(土)〜3月31日(火)


 3万年にわたるきのくに―和歌山県の歴史を、人々の生活と文化を主題として、七つのコーナーに分けて、時代の順にわかりやすく展示します。各コーナーには、「さわれるレプリカ」があります。なお、特別展「徳川頼宣」の開催期間中は、常設展示を行っておりません。


←和歌山県立博物館 常設展示室のようす

 

企画展 国宝・古神宝の世界―熊野速玉大社の名宝
2019年3月9日(土)〜4月21日(日)


 熊野三山の一つとして古来信仰を集める熊野速玉大社には、天皇や室町将軍等によって奉納されたおよそ1000点の「古神宝」が伝わります。神々に捧げられ、現在は国宝ともなっている古神宝をご覧ください。


国宝 松楓蒔絵手箱(熊野速玉大社蔵)

 

特別展 仏像と神像へのまなざし―守り伝える人々のいとなみ―
2019年4月27日(土)〜6月2日(日)


 近代の訪れは仏像や神像に歴史と美術という新たなまなざしをもたらしました。それでもなお多くの仏像・神像は地域住民の心の拠り所として日々の祈りと営みの中で大切に守られています。改元という転換期にあたり、和歌山を代表する仏像・神像の数々を一堂に会し、さらなる未来へと継承していくためのこれからのまなざしについて考えます。


国宝 熊野速玉大神坐像(熊野速玉大社蔵)

 

企画展 高野山麓の西端で―貴志川流域の文化財―
2019年6月8日(土)〜7月7日(日)


 かつての高野山寺領の西端に位置する貴志川流域(紀美野町・紀の川市貴志川町)には、その地域の歴史を物語る文化財が多く残されています。近年、新たに確認された資料を含め、寺社・武士・村などの特徴的な文化財を紹介します。


←丹生明神像(丹生神社蔵)

 

夏休み企画展 南葵音楽文庫の至宝
2019年7月13日(土)〜8月25日(日)


 当館と県立図書館に寄託されている南葵音楽文庫の資料群(読売音楽交響楽団蔵)のうち、書写楽譜・印刷音譜の重要資料を撰んで紹介します。県内の音楽教育関係者をはじめ、全国の研究者・音楽大学学生へも広報します。


パーセル「ディドとエネアス」書写楽譜(公財 読売日本交響楽団蔵)


企画展 真景図―旅する画家が見た風景―
2019年8月31日(土)〜10月6日(日)


  江戸時代になると、現地を旅した感動を描き出した「真景図」とよばれる絵が現れます。この企画展では、滋賀県立近代美術館のコレクションも迎え、紀伊半島をはじめ全国の景勝を描いた近世から近代の絵画を展示します。


熊野真景図巻 (館蔵)


徳川家入国400年記念特別展 徳川頼宣と紀伊徳川家の名宝
2019年10月19日(土)〜11月24日(日)


  徳川頼宣が和歌山に入国して400年の節目に行うこの展示では、当館と和歌山市立博物館との共同調査の成果もふまえ、家康から譲り受けた駿河御分物をはじめ、頼宣や頼宣ゆかりの人物(母・養珠院、正室・瑤林院など)の所用品、紀伊徳川家ゆかりの寺社に残されている宝物、頼宣に仕えた家臣の家に伝来した資料などを紹介します。


和歌山県指定文化財 縹糸威胴丸具足(徳川頼宣所用、紀州東照宮蔵)

 

 

臨時休館
2019年11月26日(火)〜2020年1月31日(金)


 

 展示室内照明改修工事のため臨時休館します。



 

 

企画展 きのくに神秘の仮面―新発見の神像とともに―
2020年2月1日(土)〜3月8日(日)


 和歌山県には、神事や仏事、祭礼、芸能で使用された仮面が多数伝わっています。仮面の宗教的機能に着目しながら、和歌山の仮面が語る地域の歴史とその造形的魅力を、乾武俊氏寄贈仮面コレクションの優品とともに紹介します。


かつらぎ町指定文化財 尉(丹生都比売神社蔵)

 

企画展 江戸時代の書
2020年3月14日(土)〜4月19日(日)


 江戸時代には、藩主・武士だけでなく、農民・町人に至るまで「手習い」=書道教育の効果が及び、またそれを漢詩文などの作品に昇華することもよく行われました。この展示では、江戸時代・きのくにの人びとの書を紹介します


七律詩書 祇園南海筆(館蔵)

 

 

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