V 仏像−木から生み出されたかたち より
十一面観音立像
高さ 113.8センチ円満寺(有田市) 所蔵
この仏像は、頭の上に小さな顔を11個つけた観音菩薩だよ。顔がたくさんあるのは、できるだけ広く見わたして、多くの人をすくうためなんだ。木で作られた仏像としては、県内でいちばん古くて、今からおよそ1250年前のものらしいよ。まっすぐに立ったすがたの、とてもスマートな体で、ほとんどが1本の木からちょうこくして作られているんだって。