企画展 「箱と包みを開いてみれば―文化財の収納法―」 平成24(2012)年 6月9日(土)〜7月16日(月・祝)
現在、博物館に収蔵されているさまざまな資料は、日本の歴史や文化を物語る、貴重な文化財です。こうした文化財の多くは、こわれやすい素材でできていますが、そのような文化財を大切に伝えていくために重要な役割を果たすのが、文化財のおさめ方、すなわち、収納法であるともいえるでしょう。
美術工芸品や歴史資料などの貴重な文化財は、たいてい、箱や包みなどに入れられて、収納・保管されています。古い日本の文化財が、現在まで大切に残されてきた背景には、こうした収納や保管の方法に、さまざまな時代の工夫や知恵が生かされてきたからです。たとえば、いくつもの箱に入れて収納することは、外からの衝撃や、火事などの災害、温湿度の変化から、中の文化財を守ることにもつながります。また、文化財を包む布や裂は、衝撃を和らげる緩衝材であるとともに、防虫効果を期待されていたことが知られています。一方、箱にさまざまな情報を記す箱書は、その文化財が貴重であることを示し、大切にする意識を高めるという役割を担ってもいるのです。
今回の展示では、そうした文化財の収納法に込められた工夫や意味を通して、収納法により、どのように文化財が守られてきたのかなどをご紹介します。
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7月16日(月・祝) 13:30〜15:00 定 員:先着15名(事前申込が必要です) 申込先及びお問い合わせ: |
6月 7月 13:30〜14:30 ※7月7日(土)のみ、14:00〜15:00 |
【休 館 日】 月曜日(ただし、7月16日は開館)
【開館時間】 9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
【入 館 料】 一般:280円(220円) 大学生:170円(140円)
※( )内は20人以上の団体料金
高校生以下、高齢者(65歳以上)、障害者手帳をお持ちの方
県内に在学中の外国人留学生・外国人就学生は無料。