みどころ


 

1 黄河文明の水準の高さを示す文物

 大汶口(だいぶんこう)文化や山東龍山文化など、黄河文明の重要な拠点から出土した多様な文物を展示。鳥の形をイメージしたような土器(白陶鬹;はくとうき)や、文字の起源とも考えられている象形符号が刻まれている土器(灰陶刻文尊;かいとうこくもんそん)など。

白陶鬹(はくとうき:酒を温める道具)
新石器時代・龍山文化 
山東省文物考古研究所蔵 


2 日本の仏教文化のルーツ

 飛鳥時代に朝鮮半島の百済(くだら)から伝来した仏教は、さらにそのルーツをたどれば、朝鮮半島の対岸の山東半島からも、強い影響を受けている可能性がある。山東省内に残る仏教遺跡から出土した石造の仏像を展示。

仏三尊像(ぶつさんぞんぞう)
東魏時代・武定2年(544)
山東博物館蔵


3 天下の名山・泰山の信仰

 中国の名山として知られる泰山(たいざん)は、山東省の中央にそびえ立ち、秦の始皇帝をはじめとして、史上多くの人々の信仰の対象となった。泰山に奉納されたさまざまな文物を紹介。また、秦の公用書体の篆書の名品として知られる「泰山刻石」の拓本も展示。

法輪(ほうりん)
清時代 岱廟
(たいびょう)旧蔵
泰安市博物館蔵