展示のみどころ
熊野速玉大社の国宝神像4軀(熊野速玉大神坐像・夫須美大神坐像・国常立命坐像・家津御子大神坐像)が、5年ぶりに勢揃いします。平安時代前期、雄偉な男神、豊かで美しい女神、潑剌とした御子神という理想的な神の姿の造形化が成し遂げられる時期の、記念碑的な大作で、日本を代表する神像彫刻の最高峰です。
和歌山県立博物館所蔵の熊野権現縁起絵巻は、寛永14年(1637)に姉崎家昌によって描かれたもので、類品中唯一全巻が揃い、かつ最も洗練された出来映えを示します。今回、初めてその全貌を展示公開します。なお、それぞれの展示期間は、上巻が10月18日(土)~11月9日(日)、中巻が11月11日(火)~11月24日(月・祝)、下巻が11月26日(水)~12月7日(日)となっています。
熊野三山の現地でも、熊野信仰の神髄を示す様々な文化財が展示・公開されています。
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