博物館では、人間の営みによってかたち作られた、様々な資料(文化財)を展示しています。それら資料は、「モノ」そのものの情報以外に、使用してきた人々のさまざまな歴史をもまとっています。同じ「モノ」でも、使用する人が異なれば、別の歴史を物語る資料となるのです。 マイミュージアムギャラリーでは、皆様が所蔵するさまざまな資料を、皆様の記憶とともに展示します。展示する資料の基準は、「めずらしいもの」「美しいもの」ではありません。「モノ」と、「モノ」にまつわる皆様の記憶を並列して展示することによって、資料の新たな価値が見いだせる、そのようなギャラリーを目指しています。会場は和歌山県立博物館エントランスホールです。
例えば展示資料はこういうもの… 先祖伝来の資料、戦時中に使っていた道具、初めて買ったラジオ、思い出の観光地のグッズ、昔住んでいた家の写真、小学校の卒業証書、ブリキのおもちゃ…。骨董でも、生活用具でも、アクセサリーでも、何でも構いません。海岸で拾った漂着物でもいいのです。マイミュージアムギャラリーでは、あなたの思い出を展示します。皆様の思いの詰まった「モノ」を、是非お教え下さい。
「私も思い出の品を展示したい」とお思いになられたら… マイミュージアムギャラリーに思い出の品を展示してみたい方は、どなたでもご参加いただけますので、博物館に電話やFAXでご連絡下さい。そして博物館に思い出の品をお持ちいただければ、学芸員が「モノ」にまつわるお話をうかがって、思い出を展示へと作り上げて参ります。皆様のご参加を、心よりお待ち致しております。
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