カタカナ言上状
正確には阿弖川荘上村百姓等申状という。後に阿弖川荘が高野山領をなったことから、この文書も高野山に伝えられた。阿弖川上荘(村)の百姓たちが団結して、地頭湯浅氏の横暴を止めさせるよう、荘園領主(本所)の円満院門跡に対して要求する訴状である。内容は、湯浅氏の非法行為を一三ケ条にわたって書き上げたもの。「ミミヲソギ、ハナヲソギ・・・・」のようにほとんどの文字がカタカナで書かれており、そこに百姓たちの肉声を聞くことができる。
百姓たちの告発
深夜の襲撃
山での脅迫
食いつぶし作戦
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