近世 B紀州徳川家
 

家康の10男、徳川頼信に始まる紀州徳川家はとりわけ将軍家との関係が密接でした。
 5代藩主の吉宗が8代将軍、13代藩主の慶福(よしとみ)が4代将軍(家茂いえもち)となったのをはじめ、11代将軍家斉の子の斉順(なりゆき)・斉彊(なりかつ)が11代・12代の紀州藩主となっています。
 また、1670年には2代藩主光貞の弟
松平頼純(よりずみ)が幕府領であった伊予(愛媛県)西条3万石を与えられて支藩の西条藩ができました。
 歴代藩主の生没年、藩主になった年齢と享年は次のようになっています。
 よりのぶ                  みつさだ                  つねのり
@頼宣(1602〜1671、18・70) A光貞(1626〜1705、41・80) B綱教(1665〜1705、33・41)
 よりもと               よしむね                むねなお
C頼職(1680〜1705、26・26) D吉宗(1684〜1751、21・68) E宗直(1682〜1757、34・76)
 むねのぶ              しげのり                はるさだ 
F宗将(1720〜1765、38・46) G重倫(1746〜1829、20・84) H治貞(1728〜1789、47・62)
 はるとみ               なりゆき               なりかつ
I治宝(1771〜1853、19・82) J斉順(1801〜1846、23・46) K斉彊(1820〜1849、27・30)
 よしとみ               もちつぐ
L慶福(1846〜1866、3・21)  M茂承(1844〜1906、15・63)