展示のみどころ
有名人がいっぱい! 歴史の名場面に会う |
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武田信玄と上杉謙信、足利尊氏・楠木正成・新田義貞、豊臣秀吉、法灯国師、村上水軍と雑賀衆などなど。今回の企画展では、一度は聞いたことがある歴史上の有名人がいっぱい登場します。 なかでも上杉謙信と武田信玄が川中島で一騎打ちする場面を描く川中島合戦図屏風は、和歌山では5年ぶりに公開します。ここ数年は、アメリカや全国各地の博物館で展示されていました。この機会に是非、和歌山でご鑑賞ください。 また、船に乗って新田軍と対陣する足利尊氏、鎧を脱ぎ切腹する間際の楠木正成などの場面を描く湊川合戦図屏風は、14世紀の合戦の様子を描くものとして、とても珍しいものです。 信玄と謙信の一騎打ち、切腹前の楠木正成の様子など、博物館で歴史の名場面に立ち会ってみませんか? | |
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初公開! 洛中洛外図屏風 |
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洛中洛外図屏風(らくちゅうらくがいずびょうぶ)は、戦国時代〜江戸時代(16〜17世紀頃)にかけて作られた京都の様子を描いた屏風絵です。全国でも多数確認されていますが、和歌山県内にも江戸時代に描かれた洛中洛外図屏風があります。今回、和歌山県内でみつかった洛中洛外図屏風をはじめて展示いたします。店で売り買いをする人々、寺社へお参りする人々、二条城へ向かう天皇の行列、祇園祭の様子など、京都のにぎわい、江戸時代に生きた人々の暮らしぶりを御覧いただきたいと思います。 |
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教科書を読み直そう |
「荘園(しょうえん)は難しい」という話をよく聞きます。そういったなかにあって、紀伊国カセ田荘絵図(きいのくにかせだのしょうえず:カセは、木へんに峠のつくり)は荘園や農村のイメージがとてもわかりやすく理解できるということで、教科書によく取り上げられています。和歌山の荘園・農村は、全国的にもとても有名です。紀伊国カセ田荘絵図から、平安時代〜室町時代頃の農村の風景や生活をイメージして、教科書を読みなおしてみましょう。 |
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