企画展 「紀伊徳川家の家臣たち」
     平成
26(2014)年 6月7日(土)~
7月13日(日)

 明治4年(1871)の廃藩置県によって、旧紀伊藩主で、和歌山知藩事であった徳川茂(もち)承(つぐ)は、その職を免ぜられて和歌山を離れ、元和5年(1619)以来、252年続いた紀伊徳川氏の支配は終わりを告げました。城下に住んでいた旧家臣のなかにも、和歌山を離れる者もいました。また、昭和20年(1945)7月の和歌山大空襲では多くの人命が失われるとともに、紀伊徳川家の居城であった和歌山城や旧家臣が居住していた城下町も火災に遭い、紀伊徳川家や家臣ゆかりの文化財も被害を受けました。

 こうした状況を踏まえ、紀伊徳川家や家臣に関わる美術工芸品や歴史資料などは、近世和歌山の歴史と文化を伝える貴重な文化財であるという観点から、和歌山県立博物館では積極的にその所在の確認や収集に努めてきました。

 この企画展では、紀州東照宮に奉納された紀伊徳川家ゆかりの資料、地元和歌山に残されてきた資料、家臣の子孫の方から寄せられた情報で所在が明らかになった伝来資料、研究者が収集した資料などを通じて、紀伊徳川家や家臣たちの実像に迫ります。

ミュージアムトーク(展示解説)の日程

6/8(日)、6/14(土)、6/22(日)、6/28(土)、7/12(土)

 午後1時30分から、40分程度

(申し込みは不要ですが、入館の手続きが必要です。)

休 館 日  月曜日

開館時間  午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

入 館 料  一般 280円(220円)・大学生 170円(140円)
        ※( )内は20人以上の団体料金。
        ※高校生以下・65歳以上・障害者は無料。
        ※和歌山県内に在学中の外国人留学生は無料。