企画展和歌山の文化財を守る―仏像盗難防止対策と近年の文化財修理―」  
                          平成30年(2018)9月1日(土)~10月4日(木)

 全国で仏像など文化財が盗まれる事件が多発しています。和歌山県では、平成22年(2010)~23年春にかけての1年間で、約60か所のお寺やお堂から仏像172体などの文化財が盗まれるという、過去に例のない連続文化財盗難被害が発生しています。また昨年から今年にかけても、岩出市、紀の川市、和歌山市で60体を超える仏像が盗まれており、非常事態ともいうべき状況となっています。

 長い間信仰され守られてきた「仏さま」が盗まれる大きな要因は、地域住民の高齢化や人口減少によってお堂や祠の日常的な管理が困難になる中、そうした隙を換金目的の窃盗犯に狙われていることにあります。今もなお、文化財が盗難被害を受ける危険性は高いままであり、人びとの信仰の蓄積と地域の歴史をものがたる大切な文化財を失わないために、ただちに対策を行う必要があります。

 この企画展では新たな被害を防ぐためのアピールとして、実際に盗難被害に遭って取り戻された文化財を展示して、身近な寺社や祠堂の防犯対策について紹介するとともに、和歌山県立和歌山工業高等学校・和歌山大学と連携して製作している3Dプリンター製お身代わり仏像を活用した特徴的な防犯対策の事例をご紹介します。

 あわせて、近年修理を行って、保存に適した良好な状態を取り戻した文化財(絵画・彫刻・工芸品)を展示し、和歌山県の文化財を未来へ継承していくための取り組みをご紹介します。
 

 主催:和歌山県立博物館

ポケットブック ―仏像を盗難から守るために―

仏像盗難を防ぐ対策をまとめたポケットブックです。
印刷用データもご用意しています。

ウエブ閲覧用データ
ポケットブック作成用印刷データ

  

ミュージアムトーク
(学芸員による展示解説、各回13:30~14:30) 

9月1日(土)、9月16日(日)、9月30日(日)

休 館 日  月曜日(ただし9月17日(月・祝)、9月24日(月・祝)は開館し、
                      9月18日(火)、9月25日(火)は休館)

開館時間  9時30分~17時(入館は16時30分まで)

入 館 料  
一般280円(220円)・大学生170円(140円)
      ※( )内は20人以上の団体料金。
      ※高校生以下・65歳以上・障害者は無料。
      ※和歌山県内に在学中の外国人留学生は無料。