企画展「躍動する紀南武士 −安宅氏と小山氏−」
平成29年(2017)3月11日(土)〜4月16日(日)
紀伊国南部(紀南)では、平安時代の終わりごろ以降、熊野水軍(熊野衆・熊野海賊・熊野悪党)など多くの武士が活動していました。平安・鎌倉時代の熊野水軍は熊野別当のもとで活動していましたが、鎌倉時代の終わりごろになると分立し、紀伊半島南部の沿岸各地では、安宅氏・小山氏・周参見氏・泰地氏・鵜殿氏・色川氏などの武士の活躍が目立ってくるようになります。
なかでも、日置川・古座川流域に拠点を有した小山氏は、紀南で最大級の武士団として、鎌倉時代以降の古文書(小山家文書)を多く伝えていることでも有名です。小山家文書は、紀南地域の歴史や熊野水軍の動向を知るうえで、きわめて重要な古文書群として注目を集めています。
この企画展では、初公開の小山氏に関わる古文書(久木小山家文書・神宮寺小山家文書)を中心に、鎌倉時代〜江戸時代の熊野の海や山林を舞台にたくましく生きる紀南武士の姿とその歴史を紹介し、新たな熊野水軍の実像に迫ります。
主催:和歌山県立博物館
「熊野水軍のさと シンポジウム 列島の中の熊野水軍」
日時:3月11日(土)、13:00〜16:00 |
ミュージアムトーク(学芸員による展示解説、各回13:30から45分程度) 3月18日(土)・4月1日(土)・9日(日)・15日(土) |
休 館 日 月曜日(ただし、3月20日(月・祝)は開館し、翌21日(火)は休館する。)
開館時間 9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
入 館 料 一般 280円(220円)・大学生 170円(140円)
※( )内は20人以上の団体料金。
※高校生以下・65歳以上・障害者は無料。
※和歌山県内に在学中の外国人留学生は無料。