闘う民衆


荘園にすむ百姓は、年貢や公事を荘園領主に納めなければならなかった。また、荘園の現地管理人である下司や地頭も、様々な負担を要求してきた。百姓たちは、生活を守るため、荘園や村単位で共同して荘園領主や武士に対抗した。集団で荘園を去り要求が受け入れられるまで戻らない「逃散」といわれる戦法がよく用いられた。また訴状を認め下司や地頭の横暴を直接荘園領主に訴える場合もあった。