貝塚に見る縄文時代の生活


貝塚とは、縄文人のいわば「ゴミ箱」にあたる。そこには人々が食料とした貝類の殻や動物の骨、土器・石器などが堆積し層をなしており、当時の人々の生活を探る多くの手がかりを残している。県下には縄文早期後半の高山寺貝塚をはじめ、明治28年(1895)に近畿地方で初めて発見された縄文後期の鳴神貝塚など、現在までに8ケの貝塚が知られており、当時の気候・環境や風習などをうかがうことができる。